【別名】
インナーロット
【機能・役割】
ギヤボックスからの操舵の動きをタイロットエンドに伝える役割
【機能・役割】
ハンドルの回転をステアリングナックルに伝えるギヤボックス
【初期の故障・ 異常状態】
オイルシールからのオイル漏れ、ブーツのヒビ、亀裂
【点検方法】
目視によるブーツのヒビ、亀裂、オイル漏れの確認
【初期対策方法 メンテナンス方法】
ブーツはヒビの状態で交換する。通常の運転時に静止状態でハンドルを切ると、ギヤボックスに掛かる負荷が大きくなるので、壊れやすくなる原因となる。
【部品交換時の 注意点】
オイル注入時のエア抜きをしっかり行う。アクスルロット、タイロットエンドの状態を同時に確認し、同時交換しておくことが望ましい。
【重度の故障・ 異常、初期異常を放置した場合】
ブーツが切れてしまうと、シャフトが錆びる原因となる。錆びるとオイル漏れが早期に起こり、ギヤボックスの交換が必要となる。
【重度の修理】
ギヤボックスが故障することは滅多に無いが、ブーツの切れやシャフトのグリス切れ、シャフトに錆などが入ることでギヤボックスは交換が必要となる。
【機能・役割】
左右に曲がるための動きをタイヤが付くナックルアームに伝える機能
【交換時期】
100,000km
【初期の故障・ 異常状態】
エンドにはボールジョイントが付いており、ここのブーツが切れてしまうか、ボールジョイントに僅かな遊びが出ることが初期異常である
【点検方法】
ボールジョイントのブーツは目視点検。ボールジョイントの僅かな遊びは発見しずらいが、ナックルからボールジョイントを外してボールジョイントを動かすと、軽く動くようであれば初期異常状態と言える。
【初期対策方法 メンテナンス方法】
亀裂が入ったブーツが交換できるものは殆ど無い。タイロットエンドを交換する必要がある。タイロットエンドが壊れやすい原因に、車が前後に動いていない状態でハンドル操作を行うことが多いと、動作抵抗が大きくなり、劣化が早い。
【部品交換時の 注意点】
ラックアンドピニオン方式のギヤボックスの場合は、インナーロットの劣化、ギヤボックスシャフトシール部からの油漏れ、ギヤボックスシャフト保護のブーツのヒビなどを同時に確認する。取り付け時ははステアリングを中心に、ナックルアームも中心にしてからボールジョイントを取り付けること。ハンドルを切った状態でボールジョイントを取り付けると、中心にしたときにブーツがねじれた状態となり、ブーツが直ぐに切れてしまう。取り付け後はトーインを測定して調整する。
【重度の故障・ 異常、初期異常を放置した場合】
タイロットエンドのガタが大きくなると、ハンドルの遊びが大きくなり、路面の高低差の変化で左右にハンドルが取られるようになり、不安定な走行になる。 また、ギヤボックス本体、インナーシャフトまで、遊びによる衝撃が伝わり、劣化を早めることとなる。
【重度の修理】
インナーシャフト、ギヤボックス本体まで故障すると、部品代だけで10万円を超える修理となってしまう。
【よくあるトラブル】
取り付け時はステアリングを中心に、ナックルアームも中心にしてからボールジョイントを取り付けなければいけないが、取り付けやすさから、ナックルアームを左右に曲げた状態で取り付けることがあるが、ブーツのねじれに注意しなければいけない。
【別名】
ステアリング ナックル
【機能・役割】
フロントタイヤの軸となる部分で、操舵とタイヤの回転の軸
【初期の故障・ 異常状態】
ナックルアーム自体から異常が出ることはまず無い
【点検方法】
ナックルアームに付くボールジョイント、ホイールベアリングなどが点検される部分となる
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