【機能・役割】
サスペンションアームに付く、ボディー側とアームが受ける衝撃や振動の緩衝の役割
【交換時期】
50,000km.70,000~80,000km
【初期の故障・ 異常状態】
ブッシュはゴムを使われていることが大半で、このゴム部分にヒビがはいることが初期の異常である。
【点検方法】
車体をジャッキアップした時と、タイヤに車体荷重をかけた時のブッシュの状態を目視で確認し、ヒビが無いか確認する。
【初期対策方法 メンテナンス方法】
アームブッシュが交換できる構造のアームは異常の早期にブッシュを交換するか、定期交換することで、重度な故障を防ぐことが出来る。
【部品交換時の 注意点】
ブッシュをアームに取り付ける際は、プレスでの圧入で取り付ける。叩き込むことは行ってはいけない。 取り付けして、アーム本体に車重を掛けてから、ブッシュ部のボルト、ナットを締めつけること。(1G状態での取り付け) この様にしなければ、普段車が地面に接地している時からブッシュに回転抵抗が掛かってしまい、早期の亀裂発生となってしまう。
【重度の故障・ 異常、初期異常を放置した場合】
アームに付くボールジョイントに衝撃が伝わり、早期にボールジョイントが摩耗することで、ボールジョイントの交換も必要になる。ボールジョイントが交換できないタイプのアームの場合、アーム本体を交換する必要となる。 また、ブッシュ部の遊びが大きくなることで、ハンドリング性能も落ち、左右にハンドルが取られやすくなり走行が不安定となる。
【重度の修理】
ブッシュ部の遊びによって生まれる走行時の衝撃が、タイロッドエンド、アームに付くボールジョイントに伝わり、劣化、摩耗を早めることとなるため、周り一体の修理が必要となる。
【よくあるトラブル】
アームを車体に取り付け、ボルトナットを締めつける前に、アームが車重が掛かった状態の時の位置でブッシュが回転荷重がかかっていないことを確認してから締め付けなければいけないが、この作業を理解していないで取り付けると、ブッシュは早期に切れてしまう。
【機能・役割】
ナックルアームの動きを点で抑える役割
【交換時期】
100,000km
【初期の故障・ 異常状態】
ブーツのヒビ、ボールの摩耗
【点検方法】
ブーツは目視で確認し、ボールの摩耗はMEYLEのSSTで確認が出来る。
【初期対策方法 メンテナンス方法】
アームのブッシュを異常となる前に定期交換することでボールジョイントの早期劣化を防げる。
【部品交換時の 注意点】
ナックルアームが左右に曲がっていない状態でボールジョイントを取り付け、ボールジョイントのブーツがナックルアームを左右に曲げた時に対象にねじられるように取り付ける
【重度の故障・ 異常、初期異常を放置した場合】
劣化しガタが出始めると急速にガタが大きくなり、振動が激しくなり、他の部品との連結部分の劣化を早める。 マウント、ブッシュ、タイロッドエンド、など。 更に劣化が進むとボールジョイントが抜けて事故の危険性が出る。
【よくあるトラブル】
ナックルアームを左右どちらかに回した状態でボールジョイントを取り付けてしまい、ブーツが異常にねじられてしまい、直ぐに切れてしまうトラブルが多い。
【別名】
コイルスプリング
【機能・役割】
路面のくぼみなどに入った時にタイヤの接地面をくぼみに合わせて反発で動かし、車体への衝撃を減らす役割
【初期の故障・ 異常状態】
劣化により、正規の車高よりも下がったり、反発性能が落ちたりする
【点検方法】
正規車高との比較
【初期対策方法 メンテナンス方法】
初期の対策方法はスプリングが弱っていると判断した際は速やかに交換する必要がある。
【部品交換時の 注意点】
強い反発力がある部品で、取付時には圧力をかけて縮めて取り付けるため、部品とクルマの構造にあったスプリングコンプレッサーを利用して交換する。
【重度の故障・ 異常、初期異常を放置した場合】
スプリングが弱ったままであると、強い衝撃で折れることがある。
【重度の修理】
走行中にスプリングが折れた場合、車高バランスが崩れ、極度に走行不安定になる。また、折れたスプリングが飛び出してしまった場合、タイヤを損傷させたり、周りを損傷させることもありえ、大変危険である。
【別名】
ストラットアブソーバアー
【機能・役割】
路面の凹凸などによる衝撃を和らげ、上下の揺れを抑える機能
【交換時期】
70,000~80,000km.100,000km
【初期の故障・ 異常状態】
衝撃を受けた後の上下の揺れが収まりづらくなる
【点検方法】
車体を押し下げた時の戻りが早くないか?揺れが続くか?を点検する
【初期対策方法 メンテナンス方法】
異常が出てからの対策もメンテナンス方法も無いが、強い衝撃を受けるような悪路でスピードを出して走行するなどが早期の故障原因となる
【部品交換時の 注意点】
サスペンションスプリングのシート、アッパーマウントも同時交換することが望ましい。
【重度の故障・ 異常、初期異常を放置した場合】
ショックアブソーバーが抜けた状態で走行すると、コーナーリング時、ブレーキ時、上下の揺れの時に走行不安定となり、ブレーキ制動距離などが長くなる
【重度の修理】
ショックアブソーバーに接続されているアームやリンクやステアリングエンドなどのボールジョイント部などに衝撃が伝わり、各部品の劣化を早める
【別名】
スタビライザーバー
【機能・役割】
サスペンションの動きを左右同一可動させるための役割
【初期の故障・ 異常状態】
劣化により反発性能が落ち、コーナーリング性能が落ちる
【点検方法】
コーナーリング中に内側の車高が異様に上がり不安定になる
【機能・役割】
スタビライザーに伝わる左右の動きを車体ではなく、左右にしっかり伝えるために車体に固定するブッシュ
【交換時期】
70,000~80,000km.100,000km
【初期の故障・ 異常状態】
スタビライザーに掛かる力によって、押しつぶされるため、減ったり、張力が弱くなる。 ブッシュの端側がめくれてきていたり、飛び出して着ていたり、スタビライザーを包む部分が広がってくる。
【点検方法】
目視により、ブッシュの端側がめくれてきていたり、飛び出して着ていたり、スタビライザーを包む部分が広がっていないか確認する
【初期対策方法 メンテナンス方法】
メンテナンス方法は無いが、安価な部品で交換も比較的簡単な部品なので、早めに交換することが良い
【部品交換時の 注意点】
スタビライザーリンクに異常が無いか確認する
【重度の故障・ 異常、初期異常を放置した場合】
ブッシュが弱ったまま走り続けると、スタビライザーに伝わる張力の伝わりが遅くなり、走行が不安定になる。
【重度の修理】
スタビライザーリンクを早期に劣化させてしまう。
【交換時期】
100,000km
【別名】
アッパーマウント
【機能・役割】
ショックアブソーバーを車体側に取り付けるための部品で、ハンドリングで回転する機能などがある
【交換時期】
70,000~80,000km.100,000km
【初期の故障・ 異常状態】
ゴム部分の亀裂、ベアリングの摩耗などの異常
【点検方法】
ゴム部分のヒビや亀裂を目視で点検する。
【初期対策方法 メンテナンス方法】
異常が出てからの対策もメンテナンス方法も無いが、強い衝撃を受けるような悪路でスピードを出して走行するなどが早期の故障原因となる
【部品交換時の 注意点】
ショックアブソーバーの交換時と一緒に交換することが望ましい。
【重度の故障・ 異常、初期異常を放置した場合】
ゴム部分の亀裂、ベアリングの摩耗が酷くなると、遊びが大きくなり、そこに衝撃が発生し、ハンドリング性能が落ちるため、走行に危険を伴う。
【重度の修理】
ショックアブソーバーに接続されているアームやリンクやステアリングエンドなどのボールジョイント部などに衝撃が伝わり、各部品の劣化を早める
【交換時期】
100,000km
お電話でのお問合せは
0956-63-3955
で受け付けております。
※必ず「ホームページを見た」とお伝えください。
お問合せフォームは24時間受付をしておりますのでお気軽にお問合せください。
>> お問合せフォームはこちら