佐世保/佐々町 エンジン・動力(2) 大宝商事 自動車部

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エンジン関連(2)

 クーラントリザーブタンク

【「機能と役割」】クーラントリザーブタンクは、「エンジンの冷却水を一時的に貯めておくタンク」です。
エンジンが稼働すると、冷却水は熱によって膨張し体積が増えます。クーラントリザーブタンクは、この膨張した冷却水を一時的に貯めておくことで、冷却系統内の圧力上昇を防ぎます。【ラジエーターやホースなどの破損を防ぐ】効果があります。また、冷却水の量が減った際に、リザーブタンクから冷却水を補充する役割も担います。【「故障した時の初期症状と異常状態」】故障時の症状は以下の通りです。
初期症状
クーラント液の減少リザーブタンクの亀裂や破損冷却水警告灯の点灯異常状態
冷却水の漏れエンジン温度の上昇オーバーヒート【「点検方法」】【目視点検】:(リザーブタンクの液量、亀裂や破損などを確認します。)【冷却水量の確認】:(エンジンが冷えている状態で、リザーブタンクの液量が規定範囲内にあるか確認します。)【「部品交換時の注意点」】【適合するリザーブタンク】:(車種に適合するリザーブタンクを選びましょう。)【冷却水の交換】:(リザーブタンク交換時には、冷却水を交換する必要がある場合があります。)【エア抜き】:(冷却系統のエア抜きをしっかりと行いましょう。)【「重度の故障・異常を放置した場合」】【冷却水不足によるオーバーヒート】【エンジン損傷】

 サーモスタット

【機能と役割】
サーモスタットは、エンジンの冷却水温度を適切に保つためのバルブです。エンジンが冷えている時は冷却水の循環を遮断し、暖機を促進。エンジンが温まると冷却水の循環経路を開き、ラジエーターで冷却水を冷やすことで、【オーバーヒートを防ぎます】。

【故障した時の初期症状と異常状態】
【初期症状】
エンジンが温まりにくい
水温計の表示が低い
暖房が効きにくい
【異常状態】
オーバーヒート
エンジン不調
燃費悪化
【点検方法】
水温計の確認: エンジンの暖機後、【水温計が正常な温度を示しているか確認します】。
冷却水の循環確認: サーモスタットが開いている状態で、【ラジエーターホースが温まっているか確認します】。
【部品交換時の注意点】
【適合するサーモスタット】: 車種に適合するサーモスタットを選びましょう。
【冷却水の交換】: サーモスタット交換時には、冷却水を交換する必要がある場合があります。
【エア抜き】: 冷却系統のエア抜きをしっかりと行いましょう。
【重度の故障・異常を放置した場合】
【オーバーヒート】: 冷却水が循環せず、エンジンがオーバーヒートし、エンジンが損傷する可能性があります。
【エンジン不調】: 温度が低い状態でエンジンが作動し続けると、燃焼効率が悪くなり、エンジン不調や燃費悪化に繋がります。

 シリンダーヘッドシール (シリンダーヘッドガスケット)

【「機能と役割」】
シリンダーヘッドシールは、「シリンダーヘッドとシリンダーブロックの間を密閉する」ためのガスケットです。

【燃焼室の気密性を保つ】:燃焼室からのガス漏れを防ぎ、圧縮圧力を維持することで、エンジンの出力を確保します。
【冷却水の漏れを防ぐ】:シリンダーヘッドとシリンダーブロックの間を通る冷却水の通路をシールし、冷却水の漏れを防ぎます。
【オイルの漏れを防ぐ】:シリンダーヘッドとシリンダーブロックの間を通るオイルの通路をシールし、オイルの漏れを防ぎます。
【「故障した時の初期症状と異常状態」】
故障時の症状は以下の通りです。

初期症状

エンジンオイルの減少
冷却水の減少
排気ガスが白くなる
エンジンから異音(カタカタ音など)
異常状態

エンジンオイルと冷却水が混ざる
冷却水が燃焼室に漏れる
排気ガスが大量に出る
エンジンオーバーヒート
エンジン不調
【「点検方法」】
【目視点検】:シリンダーヘッド周辺に冷却水やオイルの漏れがないか確認します。
【排気ガスの確認】:排気ガスが白くなっていないか、異臭がしないか確認します。
【エンジンオイルと冷却水の確認】:エンジンオイルと冷却水に混ざりがないか確認します。
【圧縮圧力の測定】:シリンダーの圧縮圧力を測定し、規定値内であるか確認します。(専門的な機器が必要です)
【「部品交換時の注意点」】
【適合するシリンダーヘッドシール】:車種やエンジン型式に適合するシリンダーヘッドシールを選びましょう。
【締め付けトルク】:シリンダーヘッドボルトを規定のトルクで締め付けましょう。
【面取り】:シリンダーヘッドとシリンダーブロックの接触面をきれいに清掃し、面取りを行いましょう。
【「重度の故障・異常を放置した場合」】
【エンジンオーバーヒート】:冷却水が漏れることでエンジンがオーバーヒートし、エンジンが損傷する可能性があります。
【エンジン不調】:燃焼室の気密性が保たれず、エンジン不調や出力低下に繋がります。
【エンジン損傷】:オイルや冷却水が燃焼室に混入することで、エンジンが損傷する可能性があります。

 スパークプラグ

【「機能と役割」】
スパークプラグは、「エンジンの燃焼室内で混合気に点火する」ための部品です。

ガソリンエンジンでは、ガソリンと空気を混ぜた混合気を燃焼させることで、ピストンを動かし、動力を得ています。
スパークプラグは、その混合気に電気的な火花を発生させて【点火する】役割を担います。
エンジンが正常に作動するために【非常に重要な部品】です。
【「故障した時の初期症状と異常状態」】
故障時の症状は以下の通りです。

初期症状

エンジンのかかりが悪い
加速が悪い
燃費が悪い
エンジンが振動する
アイドリングが不安定
異常状態

エンジンが始動しない
エンジンが停止する
排気ガスが黒くなる
【「点検方法」】
【目視点検】:スパークプラグの電極の摩耗や汚れ、亀裂などを確認します。
【抵抗値の測定】:スパークプラグの抵抗値を測定し、規定値内であるか確認します。(専門的な機器が必要です)
【火花テスト】:スパークプラグが正常に火花を発生させているか確認します。(専門的な機器が必要です)
【「部品交換時の注意点」】
【適合するスパークプラグ】:車種やエンジン型式に適合するスパークプラグを選びましょう。
【締め付けトルク】:スパークプラグを規定のトルクで締め付けましょう。
【ギャップ調整】:スパークプラグの電極の隙間(ギャップ)を、規定値に調整しましょう。(一部のスパークプラグは調整不要です)
【「重度の故障・異常を放置した場合」】
【エンジン不調】:点火不良により、エンジン不調や出力低下に繋がります。
【燃費悪化】:燃費が悪化し、経済的な負担が増加します。
【排気ガスによる環境汚染】:不完全燃焼により、有害な排気ガスが排出されます。
【エンジン始動不能】:エンジンが始動できなくなり、走行不能になります。

 タイミングベルト

【「機能と役割」】
タイミングベルトは、「エンジンの吸気と排気のタイミングを制御する」ためのベルトです。

エンジンは、「吸気→圧縮→爆発→排気」の4サイクルを繰り返すことで動力を発生させています。
タイミングベルトは、この4サイクルのタイミングを正確に制御するために、【クランクシャフト】と【カムシャフト】の回転を同期させる役割を担います。
【クランクシャフト】:ピストンの上下運動を回転運動に変換する軸
【カムシャフト】:吸排気バルブの開閉を制御する軸
タイミングベルトが切れると、エンジンが停止し、重大なエンジントラブルに繋がることがあります。
【「故障した時の初期症状と異常状態」】
故障時の症状は以下の通りです。

初期症状

エンジンから異音(キュルキュル音、ガラガラ音など)
エンジン不調
振動
異常状態

タイミングベルトの切断
エンジン停止
バルブの破損
ピストンの破損
【「点検方法」】
【目視点検】:タイミングベルトの亀裂、摩耗、劣化などを確認します。
【ベルトの張力確認】:タイミングベルトの張力を確認します。(専門的な知識が必要です)
【「部品交換時の注意点」】
【適合するタイミングベルト】:車種やエンジン型式に適合するタイミングベルトを選びましょう。
【タイミングベルトテンショナーの交換】:タイミングベルト交換時には、タイミングベルトテンショナーも同時に交換しましょう。
【ウォーターポンプの交換】:タイミングベルト交換時にウォーターポンプも同時に交換することが推奨される場合があります。
【「重度の故障・異常を放置した場合」】
【エンジン停止】:タイミングベルトが切れると、エンジンが停止し、走行不能になります。
【バルブの破損】:タイミングベルトが切れると、バルブとピストンが衝突し、バルブが破損する可能性があります。
【ピストンの破損】:タイミングベルトが切れると、ピストンが破損する可能性があります。
【高額な修理費用】:エンジンが重大な損傷を受けるため、高額な修理費用が必要になります。

 ラジエーター

【「機能と役割」】
ラジエーターは、「エンジンの冷却水を冷やす」ための部品です。
エンジンは、燃焼によって高温になります。ラジエーターは、エンジン内部を循環してきた高温の冷却水を外部の空気で冷やし、エンジンの温度を適切に保つ役割を担います。【オーバーヒートを防ぐ】ために非常に重要な部品です。


【「故障した時の初期症状と異常状態」】故障時の症状は以下の通りです。

初期症状
冷却水の漏れラジエーターからの異音エンジン温度の上昇冷却水警告灯の点灯異常状態
オーバーヒートエンジン不調エンジン損傷


【「点検方法」】
【目視点検】:(ラジエーター本体やホースに、冷却水の漏れや亀裂、損傷がないか確認します。)
【冷却水量の確認】:(エンジンが冷えている状態で、リザーブタンクの冷却水量が適切か確認します。)【冷却水の状態確認】:(冷却水の色や汚れ、異物を確認します。)
【圧力テスト】:(ラジエーターキャップの圧力や、冷却系統の圧力を測定します。(専門的な機器が必要です))【「部品交換時の注意点」】
【適合するラジエーター】:車種に適合するラジエーターを選びましょう。【冷却水の交換】:ラジエーター交換時には、冷却水を交換しましょう。
【エア抜き】:冷却系統のエア抜きをしっかりと行いましょう。


「重度の故障・異常を放置した場合」】
【オーバーヒート】:冷却水が不足したり、ラジエーターが正常に機能しないと、エンジンがオーバーヒートし、エンジンが損傷する可能性があります。
【エンジン損傷】:エンジンが損傷すると、高額な修理費用が必要になります。

 ファンベルト(リブベルト)

【「機能と役割」】
ファンベルトは、【エンジンの回転力を様々な補機類に伝える】ためのベルトです。


エンジンは、動力を発生させるだけでなく、その動力を使ってエアコン、パワーステアリング、オルタネーター(発電機)、ウォーターポンプなどを駆動しています。
ファンベルトは、これらの【補機類を駆動する】ために、エンジンの回転力を伝達する役割を担います。
かつては1本のベルトで全ての補機類を駆動していましたが、近年では複数のベルトを使用する車種も多いです。
ファンベルトは、エンジンの性能を維持し、快適な走行を実現するために【非常に重要な部品】です。
【「故障した時の初期症状と異常状態」】
故障時の症状は以下の通りです。


初期症状


ベルトの鳴き
ベルトの亀裂や摩耗
補機類の動作不良(エアコンの効きが悪い、パワーステアリングが重いなど)
異常状態


ベルトの切断
補機類の停止(発電不良によるバッテリー上がり、オーバーヒートなど)
【「点検方法」】
【目視点検】:ベルトの亀裂、摩耗、劣化、異物の挟み込みなどを確認します。
【ベルトの張力確認】:ベルトの張力を確認します。(適切な張力であることが重要です)
【「部品交換時の注意点」】
【適合するファンベルト】:車種やエンジン型式に適合するファンベルトを選びましょう。
【ベルトの張り調整】:ベルトの張りを適切に調整しましょう。(張りすぎや緩みすぎは、ベルトの寿命を縮める原因になります)
【プーリーの点検】:ベルトを駆動するプーリーの状態も確認し、必要であれば交換しましょう。
【「重度の故障・異常を放置した場合」】
【補機類の故障】:ベルトが切れると、補機類が駆動されなくなり、様々なトラブルを引き起こします。
例:発電不良によるバッテリー上がり、エアコンの停止、パワーステアリングの停止、オーバーヒートなど
【走行不能】:場合によっては、走行不能になることもあります。

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